AIPファイルダウンロードサービス の使い方【SWIM portal】
AIPファイルダウンロードサービスとは
AIPファイルダウンロードサービスは、航空情報センター(AISC / JANS)が提供する、AIP(航空路誌)・AIC(航空情報回覧)・障害物情報などのファイルをブラウザから直接参照・ダウンロードできるWebサービスです。
SWIMポータル(https://top.swim.mlit.go.jp/swim/)にアカウントを持つ者であれば利用できます。
これまでAIS JAPANで提供されていたAIPのPDFダウンロード機能がSWIMポータルに移行した形で、インターネット接続のない環境でも事前にPDFをダウンロードしておくことで、いつでもAIPを確認できるようになります。
SWIMの航空情報サービス全体における位置づけ
SWIMでは、大きく分けて「データ利用」「ブラウザ閲覧」「ノータム発行依頼」の3種類のサービスカテゴリーが提供されています。AIPファイルダウンロードサービスは「航空情報の閲覧」カテゴリーに属します。
| カテゴリー | サービス名 | 主な利用者 |
|---|---|---|
| 航空情報のデータ利用 | AIPデータ配信サービス | 管制機関・航空会社等 |
| 航空情報のデータ利用 | デジタルノータム配信サービス | 管制機関・航空会社等 |
| 航空情報のデータ利用 | デジタルノータムリクエストサービス(Web API) | 同上 |
| 航空情報の閲覧 | AIP閲覧サービス | SWIMポータルアカウント保有者 |
| 航空情報の閲覧 | AIPファイルダウンロードサービス | SWIMポータルアカウント保有者 |
| 航空情報の閲覧 | デジタルノータムリクエストサービス(ブラウザ) | 同上 |
| 航空情報の発行依頼 | デジタルノータム登録サービス | ノータム発行依頼者 |
AIPファイルダウンロードサービスとAIP閲覧サービスは、システムによる自動処理が難しい利用者向けに、PDF等のテキスト形式で航空情報を利用可能にする位置づけとなっています。
推奨環境・利用条件
- ネットワーク:一般的なIP(IPv4 / IPv6)のインターネット接続環境
- 推奨ブラウザ:Google Chrome、Safari
- 利用資格:SWIMポータルアカウントを持つ者
【補足】画面の言語は、ブラウザの言語設定に応じて日本語と英語が自動で切り替わります。
基本的な使い方
サービス画面へのアクセス
SWIMポータルの「利用サービス一覧」画面から、「AIPファイルダウンロードサービス」のカードをクリックすることで画面を開きます。
① AIPファイルのダウンロード
- 「AIPファイルダウンロードサービス」画面を開く
- ダウンロードしたいファイルまたはフォルダーの行右端にある「…」アイコンをクリックする
- 表示されたメニューから「ダウンロード」をクリックする
ファイル単体の場合はそのままダウンロード、フォルダーの場合はZIPファイルとしてダウンロードされます。
複数ファイルを一括ダウンロードする場合
- 各行左端のチェックボックスにチェックを入れる
- チェック時に表示される「…アクション」アイコンをクリックする
- 「ダウンロード」をクリックする
複数選択の場合もダウンロードファイルはZIP形式となります。
また、画面右上の「すべてのファイルをダウンロード」ボタンから、表示中のすべてのファイルをまとめてダウンロードすることも可能です。
② AIPファイルの直接参照(ブラウザ表示)
ダウンロードせずに、ブラウザ上でファイルをそのまま開いて内容を確認することもできます。
- 対象となるファイル形式:.jpg / .svg / .pdf など、ブラウザで再生可能な形式
- 操作方法:対象ファイルを直接クリックするだけで開きます
【補足】フォルダー内に複数の再生可能ファイルがある場合、画面左右に「<」「>」アイコンが表示され、前後のファイルに移動できます。また、画面右上の「▶」アイコンからスライドショー再生も可能です。画面を閉じるには、右上の「×」アイコン、Escキー、または黒塗り部分のクリックで対応できます。
③ 列のソート(並び替え)
AIPファイル一覧は、タイトル行をクリックすることで並び替えができます。
| 並び替え対象 | 表示 |
|---|---|
| 名前 | ▲(昇順)/ ▼(降順) |
| サイズ | ▲(昇順)/ ▼(降順) |
| 更新日時 | ▲(昇順)/ ▼(降順) |
- 初期表示は「名前の昇順」
- 表示されていない列をクリックすると昇順で並び替え
- 既に表示中の列をクリックすると昇降が反転
【補足】タブレットやスマートフォン(画面幅1023px以下)では、列の表示が「名前」のみとなるため、並び替えも「名前」のみ操作可能です。
④ グリッド表示の切り替え
ファイル一覧の表示形式を切り替えることができます。
- 詳細表示(リスト形式):名前・サイズ・更新日時が一覧表示される
- アイコン表示(サムネイル形式):フォルダーやファイルがアイコンで表示される
切り替えは、画面右上のアイコンをクリックするだけです。
【補足】タブレットやスマートフォンでアイコン表示に切り替えた場合も、表示列は「名前」のみとなります。
画面構成の概要
AIPファイルダウンロード画面の各要素は以下のとおりです。
| 番号 | 名称 | 機能 |
|---|---|---|
| <1> | 「表示切替」ボタン | グリッド表示と詳細表示を切り替える |
| <2> | 「名前」「サイズ」「更新日時」タイトル行 | 項目ごとにファイルやフォルダをソートする |
| <3> | 「ファイル」または「フォルダ」 | ファイルはブラウザで直接参照。フォルダはフォルダ内のファイル一覧画面へ遷移 |
| <4> | チェックボックス | 1つでもチェックすると「…アクション」を表示する |
| <5> | 「ダウンロード」ボタン | 該当行のファイル、またはチェック中のファイルをダウンロードする |
障害時の対応
情報サービス提供者(航空情報センター)は、障害等によりサービスが利用不可となった場合、SWIMポータル上でその旨を周知します(SWIMポータルが運用中の場合に限ります)。
AIPの確認が急ぎで必要な場合は、AIP GEN3.1に記載の空港事務所または航空情報センターに問い合わせることで対応できます。
AIPファイルの二次利用について
航空情報センター(AISC)が提供するコンテンツ(AIP、AIP AMDT、AIP SUP、AIC、障害物情報など)は、以下の条件に従う限り、利用目的・利用者を問わず自由に利用できます。商用利用も可能です。
二次利用が自由にできるコンテンツ(出典記載不要)
AIPファイルダウンロードサービスで提供される以下のコンテンツは、出典の記載なしで二次利用(複製・公衆送信・翻訳・変形等)が可能です。
- AIP
- AIP AMDT(改訂)
- AIP SUP(補足)
- AIC(航空情報回覧)
- AIPデータセット
- 障害物データセット
- 障害物情報(Excel、KML)
上記以外のコンテンツを二次利用する際には、出典を記載してください。
二次利用時の留意事項
①「出典」の記載がある場合 コンテンツ内に「出典」と明記されているものは第三者が著作権等を有している場合があります。二次利用の際は、当該第三者に利用の許諾を得てください。
②編集・加工した場合 航空情報を編集・加工して利用する場合、加工したこと自体の記載は不要ですが、国(航空情報センター)が作成したかのような態様での公表・利用は行わないでください。
③航空機の運航に関わる二次利用 二次利用した情報を第三者が航空機の運航に利用する可能性がある場合は、航空機の安全を守るため、以下の対応が必要です。
- 常に最新の正しい情報を維持する
- 最新情報の維持が保証できない場合は、最新の正しい情報ではない可能性があることを明示する、またはSWIM情報サービスでの確認を促す、もしくは航空機の運航に利用できないことを明示する
ただし、航空機の運航に利用されないことが明らかな利用方法であればこの限りではありません。
④航空図類似刊行物の発行
AIPデータセットやENROUTE CHART、AREA CHARTなどを利用して航空図に類似した刊行物を発行する場合は、水路業務法に基づく手続きが必要となる場合があります。海上保安庁に事前に確認してください。
参考:水路業務法に基づくコンテンツの利用に当たっての手続きについて
ダウンロードしたAIPファイルは条件を守れば商用目的も含めて自由に二次利用できる点も大きな特長です。航空情報を活用したサービス開発や研究を行う方にとっても利用しやすい環境が整っています。
SWIMへの登録手続きや各サービスの概要については、以下の記事もあわせてご覧ください。
参考資料:AIPファイルダウンロードサービス ユーザーズガイド(1.0.0 / 2026年3月)、AIPファイルダウンロードサービス サービス説明書(1.0.0 / 令和7年9月)、運用コンセプト(1.0.0 / 2026年3月)、航空情報センター(AISC)が提供するコンテンツの二次利用について(2026年2月)
