Noman Flight Research Group 無人航空機(ドローン)の研究会です

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無人航空機の飛行の安全に関する教則:第3版と第4版の改訂分析

2025年6月2日  2025年6月26日 
無人航空機の飛行の安全に関する教則:第3版(令和5年4月13日)と第4版(令和7年2月1日)の包括的改訂分析 「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第4版)」の改訂内容について、これまで勉強会資料として作成して検討・整理を行ってきましたが、このたび公開できることになりましたので、以下にまとめます。 また、「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第4版)」について詳細は別途 「無人航空機の飛行の安全に関する教則」(第4版) 令和7年(2025年)2月1日 【教則学習】目次 でご覧ください。 はじめに 「無人航空機の飛行の安全に関する教則」は、無人航空機の安全な運航を確…

無人航空機 の 航空局標準マニュアルが改正されました(令和7年3月31日版)

2025年4月16日  2025年5月3日 
航空局標準マニュアルが改定され、 令和7(2025)年3月31 日、 公開されました。 航空局標準マニュアルについて 航空局への許可・承認の申請を行う際は、マニュアルに基づいて飛行させることが前提となります。申請時には「このマニュアルを使用します」という提示が必要です。 自分でマニュアルを作成する場合、申請時にそのマニュアルも審査対象となります。一方、航空局が公開している「航空局標準マニュアル」を使用すれば、すでに法令に則った標準的な内容であり、航空局が内容を把握しているため、申請審査の際にマニュアルの審査は省略できます。 許可・承認が不要な飛行であっても、安全運航…

「無人航空機に係る規制の運用における解釈について」が 更新されました[R7.3.28更新]

2025年4月15日  2025年4月15日 
「無人航空機に係る規制の運用における解釈について」が 更新されましたR7(2025)年 3月28日付 無人航空機に係る規制の運用における解釈について (R7.3.28付) 今回の改正は、同日に新たに公開された「 無人航空機の多数機同時運航を安全に行うためのガイドライン  (第一版)」の内容を運用における解釈に追加するものです。前回の改正が、令和6年11月29日 でしたから、半年もたたないうちの改正という事になります。 前回の更新の詳細は以下にまとめていました。 「無人航空機に係る規制の運用における解釈について」が 更新されました [R6.11.29更新] 変更のポイン…

ドローン(無人航空機)の機体登録義務化から3年 有効期限の更新 更新登録の申請

2025年2月9日  2025年5月19日 
無人航空機(ドローン)の登録更新について 無人航空機の登録義務化から間もなく3年が経過し、令和7(2025)年6月19日から順次登録有効期間の満了を迎える機体が発生します。 登録の更新をお忘れにならないようご注意ください。 ドローンの機体登録の更新はいつから出来るの? 」という質問をよく受けるようになりました。これは2022年6月に機体登録が義務化され、3年間の有効期限が近づいているためです。 登録更新の手続きは、現在の登録の満了日の1ヶ月前から行うのが最適 です。この期間に更新すると、現在の期限満了日から新たに3年間の有効期限が設定されます。 1ヶ月以上前に更新…

ノータム[NOTAM] の確認方法が変わります [AIS JAPAN] から [SWIM ポータル] へ

2025年1月22日  2025年10月1日 
ノータムを確認できるWEBサイトが変更になります  令和7年2月10日~ 日本国内のノータム[NOTAM]などの航空情報は現在、国土交通省航空局が航空情報提供サービスWEBサイト「 AIS JAPAN - Japan Aeronautical Information Service Center」 https://aisjapan.mlit.go.jp/  で公開しています。このサービスは、無料で利用できますが、ユーザー登録とログインが必要となっています。 しかし、 令和7(2025)年1月10日より 、新しい航空情報共有基盤「 SWIM (System-Wide Inf…

「無人航空機に係る規制の運用における解釈について」が 更新されました [R6.11.29更新]

2024年12月10日  2025年1月28日 
「無人航空機に係る規制の運用における解釈について」が、令和6(2024)年11月29日に更新されました。 航空局のWEBサイトで、発表しています。 航空:無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール - 国土交通省 https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html 無人航空機に係る規制の運用における解釈について(R6.11.29付) 無人航空機の飛行に関する法令の改正とともに継続的に、この解釈も更新されてきました。直近は令和6年6月10日の更新でしたが、今回、令和6年11月29日に最新の変更がありました。 変更…

「無人航空機に係る規制の運用における解釈について」が更新されました[R6.6.10更新]

2024年6月14日  2025年1月28日 
資料「無人航空機に係る規制の運用における解釈について」を R6( 2024 ).6.10に更新されました。 無人航空機に係る規制の運用における解釈について https://www.mlit.go.jp/common/001303820.pdf 規制の運用における解釈とは、行政機関が法律に基づいて運用を行う際、その法律をどのように解釈するかを決めることです。これにより、行政機関内の担当者による処理の違いや、法律の意図から外れた運用を防ぐことができます。無人航空機の許可承認や運用においても、解釈の考え方を把握しておくことで、何が許可されているか、何が許可されていないか…

【重要!!】無人航空機操縦士・学科試験の内容 が 変わりました

2024年3月25日  2025年1月28日 
無⼈航空機操縦士の学科試験のベースになる教則ですが、これまで、学科試験の内容は「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第2版)」に準拠していましたが、 ※令和6年(2024年)4月14日(日)より、学科試験の内容は、「 無人航空機の飛行の安全に関する教則 (第3版)」に準拠します。 と発表されました。 令和6年(2024年)4月14日(日)以降に受験される方 については下記の「第3版」をご覧ください。 (第2版)との共通点も多いので(第2版)と(第3版)の変更点などまとめていますので、(第2版)を学習されていた方の学び足しにも良いと思います。 「無人航空機の飛行の安全…

無人航空機 上空での「4G・5G・Wifi」利用 総務省、検討へ

2023年12月30日  2025年1月28日 
総務省は令和5年12月20日に「周波数再編アクションプラン(令和5年度版)」を公表し、電波行政の方向性を示しました。この周波数再編アクションプランとは、電波を利用する危機が使用する電波の割り当てを見直し、効率的な周波数利用を図るために、毎年総務省が策定し公表しているものです。 毎年公表されるものですが、近年の無人航空機や空飛ぶクルマなどの推進する為の様々な無線通信に利便性の向上を図ることが盛り込まれていますので、無人航空機などの活用・普及につながることが期待されています。 これらが実現することで、特に今後必要になるであろう目視外飛行など、無人航空機の飛行に…

無人航空機 レベル3飛行の条件緩和、レベル3.5飛行の新設

2023年11月26日  2025年1月28日 
二等無人航空機操縦士の資格取得のメリット増加 令和5年(2023年)11月17日に内閣府の規制改革推進会議の第1回スタートアップ投資ワーキンググループの中で「無人航空機(ドローン)の事業化に向けた環境整備」について話し合われました。今後の無人航空機の運用の規制緩和についての方向が示されました。 規制改革推進会議 第1回 スタートアップ・投資ワーキング・グループ 議事次第 https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2310_02startup/231117/startup01_agenda.ht…

「無人航空機の飛行の安全に関する教則」(第3版) 令和5年(2023年)4月13日【教則学習】

2023年4月21日  2025年6月1日 
無人航空機操縦者技能証明の「一等無⼈航空機操縦士」と「二等無⼈航空機操縦士」の学科試験の土台となる教則で「 無人航空機の飛行の安全に関する教則(第3版) 」として令和5年(2023年)4月13日に改訂され国土交通省より公開されたものです。  無⼈航空機操縦士の学科試験のベースになる教則ですが、これまで、学科試験の内容は「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第3版)」に準拠していましたが、 ※ 令和7年(2025年)4月17日(木)より 、学科試験の内容は、「無人航空機の飛行の安全に関する教則 (第4版) に準拠します。 と発表されました。 無⼈航空機操縦士の学科試験の受…

無人航空機の飛行計画の通報 ドローン情報基盤システム2.0(DIPS2.0)(令和4年12月5日施行)

2022年12月16日  2025年2月25日 
無人航空機の飛行計画の通報について 航空法・施行規則で定められている事 令和4年(2022年)12月5日から施行された改正航空法で明文化されました。  この制度は、無人航空機を特定飛行させる者が、事前に当該飛行の日時、経路などの事項を記載した飛行計画を国土交通大臣に通報する制度です。 特定飛行を行う際 に飛行計画の通報をすることが義務化されており、これを行わなかった場合罰則の対象になります。 飛行計画の通報をせずに特定飛行を行った場合 、航空法第157条の10に従い、 30万円以下の罰金 が科せられます。 航空法(飛行計画) 第百三十二条の八十八  無人航空機を飛行させる者…

航空局標準マニュアルが改正されました(令和4年12月5日版)

2022年12月11日  2025年4月16日 
令和4年(2022年)12月5日の改正航空法施行に伴い、航空局標準マニュアルが改正され、公開されました。 令和7(2025)年4月以降に再度更新されました最新の情報は以下にまとめています。 航空局標準マニュアルが改定され、令和7(2025)年3月31日、公開されました。 航空局標準マニュアル(令和4年12月5日版) 航空安全:無人航空機の飛行許可・承認手続 - 国土交通省 (mlit.go.jp) https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr10_000042.html 航空局標準マニュアルの変更点の要約 無人航空機を飛行させる者の訓練及び…

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ノータム[NOTAM] の確認方法が変わります [AIS JAPAN] から [SWIM ポータル] へ

ノータムを確認できるWEBサイトが変更になります  令和7年2月10日~ 日本国内のノータム[NOTAM]などの航空情報は現在、国土交通省航空局が航空情報提供サービスWEBサイト「 AIS JAPAN - Japan Aeronautical Information Service Center」 https://aisjapan.mlit.go.jp/  で公開しています。このサービスは、無料で利用できますが、ユーザー登録とログインが必要となっています。 しかし、 令和7(2025)年1月10日より 、新しい航空情報共有基盤「 SWIM (System-Wide Information Management)」 https://top.swim.mlit.go.jp/swim/ の運用(登録)が開始されることに伴い、現行のAIS-JAPAN(Web)は 2025年2月10日に新サービス開始 と共に完全に廃止され、新しいSWIM(スイム)ポータルによる情報サービスへと移行します。現在AIS JAPANを利用しているユーザーも、この期日までに 改めてSWIM(スイム)ポータルへの登録が必要 となります。このSWIMサービスの利用について、当面の間、航空関係者(運航者、空港管理者、官公庁等)による利用とし、一般の方の利用は想定していません。と記載されています。 サービス開始の延期について2025/09/29に航空局交通管制部運用課より案内が出ています 【重要なお知らせ】SWIMによる情報サービス提供開始時期の見通しについて(更新)   【情報サービス利用審査開始】 令和7年10月6日(月)10時00分(日本時間)から各情報サービスの利用審査を開始します。利用申請にあたっては、各情報サービスの情報サービス概要、サービス説明書等を一読いただき、利用可能なサービスであるかを確認していただいた上で利用申請をいただけますようお願いいたします。   【情報サービスβ版の公開とプロモーション】 SWIMによる情報サービスβ版(情報サービスの正式版をリリースする前に公開をおこなうもの)の公開を予定しております。   ■β版公開期間 令和7年10月17日(金)9時00分 ~ 令和7年11月10日(月)17時00分(日本時間)   ■β版...

二等無人航空機操縦士 学科試験問題 模擬試験【練習問題】

無人航空機操縦者技能証明試験の学科試験問題をAIに作ってもらいました。 「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第4版」を基に、AIに無人航空機操縦者技能証明試験の学科試験サンプル問題と同様の形式で試験問題風クイズを作成してもらいました。 これらの問題は過去の出題問題や予想問題ではなく、実際の学科試験と同じく教則の内容からAIが自動生成したものです。問題の正確性についてはAIによる生成後に人的チェックも加えて可能な限り確認しておりますが、完全性を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。(問題に不備がありましたら 問い合わせフォーム よりご一報いただければ幸いです。) また、複数のAIに同様の指示で問題を作成してもらったため、それぞれのAIの特性や出題傾向の違いも見られるかと思います。そうした個性の違いも含めて、クイズ感覚でお楽しみいただければと思います。 これらの問題は教則の内容理解度を確認するツールとして作成しましたが、問題の質や網羅性を考慮すると、受験対策の一環としても十分にご活用いただけるレベルに仕上がっていると考えています。ただし、教則をしっかりと理解することを前提として、過去問題集や参考書と併用していただくことをお勧めします。 好評でしたので二等無人航空機操縦者技能証明試験の学科試験問題[AI作成]、こちらも参考にしてみてください。 二等無人航空機操縦士 学科試験問題 模擬試験【練習問題】その2  無⼈航空機操縦士の学科試験は <実施方法> 全国の試験会場のコンピュータを活用するCBT (Computer Based Testing) <形 式> 三肢択一式(一等:70問 二等:50問) <試験時間> 一等:75分 二等:30分 <試験科目> 無人航空機に関する規則、無人航空機のシステム、無人航空機の操縦者及び運航体制、運航上のリスク管理 上記の要領で実施されます。 従って、1問当りの回答時間は、単純に試験時間を、問題数で割ると、 一等は一問あたり約64秒 二等で36秒 で回答しないと間に合わない計算になります。これらの与えられた時間を意識しながら学習することもコツの一つかも知れません。  無⼈航空機操縦士の学科試験のベースになる教則ですが、これまで、学科試験の内容は「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第3版)」に準拠し...

二等無人航空機操縦士 学科試験問題 模擬試験【練習問題】その2

無人航空機操縦者技能証明試験の学科試験問題[AI作成] 50問 「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第4版」を基に、AIで無人航空機操縦者技能証明試験の学科試験サンプル問題と同様の形式で試験問題風クイズを作成し、良い問題を厳選しました。 前回公開した物 が好評でしたので、第2弾を作成しました。 これらの問題は過去の出題問題や予想問題ではなく、実際の学科試験と同じく教則の内容からAIが自動生成したものです。問題の正確性についてはAIによる生成後に人的チェックも加えて可能な限り確認しております が、 完全性を保証するものではありません ので、あらかじめご了承ください。(問題に不備がありましたら 問い合わせフォーム よりご一報いただければ幸いです。) 最新の無人航空機の飛行の安全に関する教則 新しくできた無人航空機操縦者技能証明の制度で「一等無人航空機操縦士」「二等無人航空機操縦士」の国家試験の学科の教科書の基になるものです。この教則の内容や範囲から試験問題も作られるています。 令和7年(2025年)2月1日に改訂された、 無人航空機の飛行の安全に関する教則(第4版) は以下にリンクします。 無人航空機の飛行の安全に関する教則(第4版) https://www.mlit.go.jp/koku/content/001860311.pdf !注意!:無人航空機操縦者 技能証明 学科試験の試験問題は2025年4月17日より、第4版をもとに作成されるようになりました。 無⼈航空機操縦士の学科試験の受験の為の学習資料としてのご利用 は下記の 最新版「第4版」 をご覧ください。 「無人航空機の飛行の安全に関する教則」(第4版)令和7年(2025年)2月1日 【教則学習】 学科試験の学習の参考にされるのは、以下に作成しています。 無人航空機の飛行の安全に関する教則  第4版 [読み上げ] https://youtu.be/BOb9h2-Ylgg 無人航空機の飛行の安全に関する教則 第4版 読み上げ動画 https://www.nomanfrg.com/2025/06/instr4mov.html 無人航空機操縦士  学科試験のサンプル問題も公開されていますので、一等、二等無人航空機操縦士 学科試験 模擬試験も作成していますので、こちらも参考にしてみてください。 一等...

人口集中地区(DID)の新しいデータの確認方法(令和4(2022)年6月25日~)

人口集中地区 DID(Densely Inhabited District) ドローンを飛行させる場合の許可が必要な飛行なのかどうかを判断する為の重要な基準になっている統計データの人口集中地区(DID)データが、 2022年6月25日から これまで利用していた平成27年版から、新しい 令和2年版 に、変更になりました。 これまで人口集中地区でなかった場所でも新たに人口集中地区とされている場合や、逆にこれまでDID地区であった場所でも除外されている場所など、変更されている場合があるので注意が必要です。 日本の国勢調査において設定される統計上の地区で、 人口密集地区の英語"Densely Inhabited District"の頭文字を取って「DID」とも呼ばれています。 市区町村の区域内で人口密度が4,000人/ km² 以上の基本単位区(平成2年(1990年)以前は調査区)が互いに隣接して人口が5,000人以上となる地区に設定されます。ただし、空港、港湾、工業地帯、公園など都市的傾向の強い基本単位区は人口密度が低くても人口集中地区に含まれています。都市的地域と農村的地域の区分けや、狭義の都市としての市街地の規模を示す指標として使用されます。 令和2年の国勢調査の結果に基づく人口集中地区は、国土地理院が提供している「地理院地図」、および政府統計の総合窓口が提供している、「地図で見る統計(jSTAT MAP)」を利用して確認可能です。 情報の内容はは同じですので使いやすいお好みの物を利用すると良いと思います。 国土地理院 地理院地図 人口集中地区令和2年 (総務省統計局) e-Stat 政府統計の総合窓口 地図で見る統計 (jSTAT MAP) 国土地理院 地理院地図  人口集中地区令和2年(総務省統計局) 確認方法 人口集中地区令和2年 (総務省統計局) 国土地理院 地理院地図  人口集中地区令和2年(総務省統計局)のキャプチャ

無人航空機(ドローン)のノータム[NOTAM] の 読み方・見方【教則学習・周辺知識】

ノータムとは ノータム【NOTAM ( Notice to Airmen)】:航空従事者への通知 国が管理する航空当局(日本の場合は国土交通省航空局)が、航空従事者に対して発行する情報で、航空機の運航のために必要な情報を提供しています。 「NOTAM」ノータムは、 NO tice T o A ir M en の略称で、日本語に訳すなら「航空従事者へのお知らせ」という事です。航空情報の一つで、飛行場、航空保安施設、運航に関連する業務方式の変更、軍事演習のような危険の存在などについての情報で、書面による航空情報では時宜を得た提供が不可能な(端的にいえば間に合わない)場合にテレタイプ通信回線(CADIN及びAFTN)により配布されるものです。 ノータム【NOTAM (Notice to Air Mission)】:航空任務への通知 アメリカ連邦航空局(FAA:Federal Aviation Administration)は2021年12月2日から、NOTAM の頭字語を、Notice to Airmen から Notice to Air Mission に変更しました。この変更は名称によるジェンダー中立性を保つとともに、より広範囲な分野を包括する事を見据えてより正確な名称にするためのもので、小型無人航空システム (sUAS) 、無人気球など、他のいくつかの分野も含まれるためです。 女性もたくさん活躍している事や、無人機には人間が乗っていません(当然ですが)ので、旧名称の「Airmen」はないだろうという事です。したがって、航空任務への通知( Notice to Air Mission )という名称は、より実態に即した正確な名称に変更されたという事になります。 航空法で定められている「飛行に影響を及ぼすおそれのある行為」と、ノータムへの掲載について詳しい説明を説明しています。 飛行に影響を及ぼすおそれのある行為とノータム(NOTAM)【教則学習・周辺知識】  もよろしければご覧ください。 NOTAM の歴史 NOTAM は、附属書 15:国際民間航空条約(CICA)の航空情報サービスで指定されたガイドラインに基づいて、政府 機関および空港運営者によって作成および送信されます。1947年4 月4日に発効した CICA の批准に伴い一般的に使用されるようになり...

クリスマスイブにはサンタクロースのプレゼント配送をリアルタイムに追跡する

サンタクロースと航空・宇宙の世界には、驚くほど深い繋がりがあります。サンタは地上ではなく、世界中の空をトナカイのソリで飛行するため、航空関連の機関との関わりが特別なのだろうと思います。世界中の子供たちが心待ちにするプレゼント配送は、航空機やロケットを追跡する機関やサービスによって監視されることがあり、航空機運航の重要な情報であるノータムには、サンタのソリの運航に関する注意喚起さえ含まれることがあります。 以前、クリスマス前に幼稚園を訪れた サンタさんに会った際 、園児からの 「何に乗ってきましたか?」という質問に「トナカイのソリで来たよ」と答え、「どこに止めているの?」には「上空で待機しています」と妙にリアルに返答したのです。後に、このサンタが昔、米軍で働いていたことを知り、彼のこの返答を納得すると同時に、サンタクロースと航空・宇宙の世界の意外な縁にあらためて面白さを感じました。まさに、サンタと航空・宇宙関連の世界には、不思議な繋がりがあるようです。  無人航空機(ドローン)のノータム[NOTAM] の 読み方・見方【教則学習・周辺知識】 の中の「 サンタクロースのノータム 」として 詳細をまとめています。 クリスマスイブ12月24日にサンタクロースを追跡する方法 クリスマスイブの12月24日に、サンタクロースをリアルタイムで追跡したい方には、いくつかのウェブサイトがお勧めです。 最も有名で歴史のあるサンタ追跡サイトは、ノーラッドのサンタトラッカーです。最近では、サンタのソリに新技術が導入されたことで、フライトレーダー24でも追跡することができるようになっています。 ノーラッド[NORAD]サンタ追跡 https://www.noradsanta.org/ja/ 核ミサイルや弾道ミサイルの発射警戒や人工衛星やスペースデブリの監視観測などに使用している人工衛星やレーダシステムを用いて全世界を飛行しているサンタをリアルタイムに追跡します。 Flightradar24 サンタのフライト追跡 https://www.flightradar24.com/ サンタの移動手段であるソリに搭載されたADS-Bトランスポンダの受信情報を基に通常、航空機を追跡しているシステムを利用してリアルタイムに追跡します。 Google サンタを追いかけよう https://santatr...

二等無人航空機操縦士 学科試験問題 模擬試験

無人航空機操縦者技能証明 学科試験(二等無人航空機操縦士)の学科試験とサンプル問題 無人航空機操縦者技能証明試験の学科試験問題をAIに作ってもらいましたので、こちらも参考にしてみてください。 二等無人航空機操縦士 学科試験問題 模擬試験 [練習問題] 二等無人航空機操縦士 学科試験問題 模擬試験【練習問題】その2 新しいライセンス制度と詳細の発表が航空局よりありました。 無人航空機操縦士 学科試験のサンプル問題は下記PDFです。 操縦ライセンス制度 学科試験(二等)サンプル問題 https://www.mlit.go.jp/common/001493224.pdf <実施方法> 全国の試験会場のコンピュータを活用するCBT  (Computer Based Testing) <形 式> 三肢択一式(一等:70問 二等:50問) <試験時間> 一等:75分 二等:30分 <試験科目> 無人航空機に関する規則、無人航空機のシステム、無人航空機の操縦者及び運航体制、運航上のリスク管理  無⼈航空機操縦士の学科試験のベースになる教則ですが、これまで、学科試験の内容は「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第3版)」に準拠していましたが、 ※ 令和7年(2025年)4月17日(木)より 、学科試験の内容は、「無人航空機の飛行の安全に関する教則 (第4版) 」 に準拠します。 と発表されました。 最新の無人航空機の飛行の安全に関する教則 新しくできた無人航空機操縦者技能証明の制度で「一等無人航空機操縦士」「二等無人航空機操縦士」の国家試験の学科の教科書の基になるものです。この教則の内容や範囲から試験問題も作られるています。 令和7年(2025年)2月1日に改訂された、 無人航空機の飛行の安全に関する教則(第4版) は以下にリンクします。 無人航空機の飛行の安全に関する教則(第4版) https://www.mlit.go.jp/koku/content/001860311.pdf 無⼈航空機操縦士の学科試験の受験の為の学習資料としてのご利用 は下記の 最新版「第4版」 をご覧ください。 「無人航空機の飛行の安全に関する教則」(第4版)令和7年(2025年)2月1日 【教則学習】 二等無人航空機操縦士 学科試験 模擬試験 「二等無人航空機操縦士」のサンプル問題に基...

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ノーマン飛行研究会
2015年 首相官邸ドローン事件があった年、トイドローンを手にして以来ドローンと関わっています。JUIDAの無人航空機安全運航管理者、操縦技能証明とドローン検定協会の無人航空従事者試験1級 を取得しております。無線関連の第1級陸上特殊無線技士も取得しております。 できるだけ正確に学んだことを綴って行きたいのですが、もし間違いなどありましたらご指摘いただけると嬉しいです。 このサイトはリンクフリーです。報告の必要ありません。リンクして頂けると喜びます。
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