Noman Flight Research Group 無人航空機(ドローン)の研究会です

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フォネティックコード「アルファー・ブラボー・チャーリー」通話表【教則学習・周辺知識】

2023年2月1日  2024年6月15日 
フォネティックコード(Phonetic code)

アルファベットや数字を無線通信・電話(口頭)で正しく伝える方法

「アルファー」「ブラボー」「チャーリー」このような、暗号のような、呪文のような言葉を航空業界では使用されることが比較的多いので耳にする機会があるのではないでしょうか。これは、フォネティックコード(Phonetic Code)と呼ばれるアルファベットや数字を正しく伝える為の工夫です。スペリングアルファベットとも呼ばれ、アルファベットにどのような言葉を当てはめるかは、国際規格として定められています。ですから、通常は世界どこに行っても通用するものとされています。通信で使用されるだけでなく、共通の知識として前触れなくあられることがありますので、知っておいて損はないと思います。

第一次世界大戦後、音声を利用する双方向無線が開発され、普及する以前、低品質の長距離電話回線での通信を改善するために、電話のスペルアルファベット(Spelling Alphabet)が開発されたました。
アルファベットの「B」ビーと「D」ディーや「M」エムと「N」エヌのように、発音が似ているものを聞き間違えることなく伝えることを目的として、定められたアルファベットの通話表での置き換えます、航空機や船舶などの通信で主に利用されています。また、コールセンターなど対面できない際の電話での通話の間違いを防ぐためにも、利用されているようです。航空業界に関わり合いのある、旅行業界やホテル業界などでも利用されることがあるそうです。
このフォネティックコードを用いると、BとDは「ブラボー」と「デルタ」、MとNは「マイク」と「ノベンバー」になりますので、発音が似ているアルファベットも間違えずに伝えることが出来ます。

フォネティックコード表
アルファベット
読 み
ALFAアルファ
BRAVOブラボー
CHARLIEチャーリー
DELTAデルタ
ECHOエコー
FOXTROTフォックストロット
GOLFゴルフ
HOTELホテル
INDIAインディア
JULIETTジュリエット
KILOキロ
LIMAリマ
MIKEマイク
NOVEMBERノベンバー
OSCARオスカー
PAPAパパ
QUEBECケベック
ROMEOロメオ
SIERRAシエラ
TANGOタンゴ
UNIFORMユニフォーム
VICTORビクター
WHISKEYウィスキー
X―RAYエックスレイ
YANKEEヤンキー
ZULUズールー
ZEROゼロ
ONEワン
TWOトゥー
THREEトゥリー
FOURフォウアー
FIVEファイフ
SIXシックス
SEVENセブン
EIGHTエイト
NINEナイナー
00HUNDREDハンドレッド
000THOUSANDタウザンド
.(小数点)DECIMALデシマル
カタカナ表記は分かりやすく似せたもので、正しい発音とは若干異なる場合があります。


フォネティックコード(Phonetic code)の歴史

1927年に国際無線通信諮問委員会CCIR(ITUの前身)によって、国際的に認められた非軍事用の最初のスペリングアルファベットが採用されました。このアルファベットで得た経験をもとに、1932年に、ITUでいくつかの変更が行われました。このアルファベットはICAOの前身である国際航空運送委員会によって採用され、第二次世界大戦まで民間航空で使用されていました。
第二次世界大戦中、多くの国が独自の綴りのアルファベットを使用して独自のフォネティックコードを利用していました。アメリカは1941年に陸海軍合同の無線電信用アルファベットを採用し、全軍のシステムを標準化していました。英空軍も第二次世界大戦中、米国のアルファベットに似たものを採用しました。米軍、英軍、豪州軍が共同作戦中に通信できるようにするため、1943年にCCB(Combined Communications Board)が米軍の陸海軍統合アルファベットを3カ国が使えるように修正し、米英スペリングアルファベットと呼ばれる共通のルールが作られ、利用されるようになりました。CCBのアルファベット自体は、米陸海軍合同スペリングアルファベットがベースになっていました。
第二次世界大戦中、米軍はアルファベットの綴りについて重要な研究を行っていた。陸軍航空軍の通信局長であったF・D・ハンディ少佐(連合通信委員会の作業委員)は、ハーバード大学の心理音響研究所の協力を得て、「現代の戦争で遭遇する激しい騒音の中で軍のインターフォンを使用する場合、各文字に最も適した単語を決定する」よう依頼しました。アメリカ、イギリス空軍、イギリス海軍、イギリス陸軍、AT&T、ウエスタンユニオン、RCAコミュニケーションズ、そして国際電気通信条約など、複数の使用されているスペリングアルファベットのリストが含まれていました。その報告書によると、軍のリストに含まれる単語の多くは明瞭度が低かったそうです、しかし、そのほとんどは、研究所でテストした単語を適切に選択することによって改善されることがわかりました。250語のうち、特に満足できるものがない場合、それに代わる適切な単語を発見するために、他の単語もテストされ、最も理解しやすいものが、より望ましいリストと比較されました。このように、実際にテストが繰り返され、リストが作成されました。
第二次世界大戦後、連合軍から多くの航空機や地上職員が民間航空業界に移ったため、軍隊で利用していた馴染み深いフォネティックコードの「エイブル・ベイカー」を、国際航空で使用するために正式に採用されることになりました。1946年の国際民間航空機関(ICAO)通信部第2回会合で、1943年の米英のフォネティックコードである、いわゆる「エイブル・ベイカー」アルファベットが採用されました。しかし、英語特有の音が多いため、中南米では「Ana Brazil」という代替アルファベットが使用されました。しかし、国際航空運送協会(IATA)は、世界共通のアルファベットの必要性を認識し、1947年にICAOに英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語に共通する音を持つアルファベット案を提示しました。
1948年から1949年にかけて、モントリオール大学の言語学教授であるジャン=ポール・ヴィネイはICAOと協力して、新しいスペルアルファベットの研究開発を行いました。 ICAOから彼へ以下のような条件が示されました。
  • 3つの作業言語のそれぞれで生きた単語であること。
  • すべての言語の飛行士が容易に発音し、認識できること。
  • 無線通信の特性がよく、読みやすいこと。
  • 少なくとも英語、フランス語、スペイン語で同様の綴りであり、頭文字はその単語が特定する文字でなければならない。
  • 好ましくない意味との関連性がないこと。
各承認機関による更なる研究と修正を経て、改訂されたアルファベットは1951年11月1日に採択され、民間航空については1952年4月1日に発効されました。
しかし、このリストにはすぐに問題が見つかりました。一部のユーザーは、それがあまりに使いにくく、聞き取りにくく危険と考え、以前使われていた古い「エイブルベーカー」アルファベットを使うようになりました。DeltaとExtra、NectarとVictorのような単語間の混乱や、受信状態が悪いときに他の単語が理解できないことが主な問題だったそうです。その後、1952年にICAOはアルファベットの再検討を決定し、その研究が行われました。新しいアルファベットの欠点を明らかにするため、イギリスとアメリカの政府を中心に、31カ国の話者に対してテストが行われました。アメリカでは、オハイオ州立大学研究財団とのプロジェクトを監視するため、アメリカ空軍直轄の作戦応用研究所(AFCRC, ARDC)が調査を行いました。研究結果の中でより興味深いとされたのは、「高い騒音レベルは混乱を生じさせないが、問題となる言葉の間に内在する問題で、言葉同士が並べられると、それらの混乱を強める」というものでした。
1956年初頭までにICAOはこの研究をほぼ完了し、異なる場所や組織に存在する複数のスペリングアルファベットによって、生じるかもしれない不一致を考慮するために、新しい公式表音文字が発表されました。NATOはICAOのスペリングアルファベットを採用中であり、十分に緊急性を感じていたようで、NATO自身の研究に基づく変更を加えた新アルファベット案を採用し、1956年1月1日に発効しました。しかし、すぐにNATOがICAOに対して先に依頼した、アメリカ空軍の研究に基づくいくつかの単語の変更から1単語(11月)変更した現在の公式ICAOスペリングアルファベットを採用する新しい指令をわずか、2か月後の1956年3月1日に発布しました。この変更は検討の結果、C、M、N、U、Xの文字を表す5つの単語だけが入れ替えられました。最終版は、ITUは公式出版物の無線規則によってその使用を義務付けた1959年より後にこれを採用しました。ITUはすべての国際無線通信を管理するので、軍事、民間、アマチュア問わずほとんどの無線事業者によってもこれが採用されました。その後、1965年にI国際海事機関 IMOにも採用されました。

アルファベットは、以下のような無線に関する様々な国際条約で定義されています。

  • 世界電気通信連合(UECU)、ワシントンD.C.、1920年12月
  • 国際無線電信条約、ワシントン、1927年(CCIRを創設)
  • 一般無線通信及び追加規則(マドリード、1932年)
  • 国際電話サービスに関する指示(1932年)(ITU-T E.141、1993年廃止)
  • 無線通信一般規則及び無線通信追加規則(カイロ、1938年)
  • 1959年行政無線会議(ジュネーブ、1959年)
  • 国際電気通信連合、無線 Final Acts of WARC-79 (Geneva, 1979).ここでアルファベットは「Phonetic Alphabet and Figure Code」と正式に命名されました。
  • 視覚、聴覚、無線通信のための国際信号コード、米国版、1969年(2003年改訂)
  • ICAO/ITU-R無線電信符号化文字列の開発年表
    Timeline in development of the ICAO/ITU-R radiotelephony spelling alphabet

これまでに利用されてきたフォネティックコードです。少しづつ当てはめる言葉が変化しているのがわかると思います。不都合が見つかる毎に試行錯誤して現在の形に落ち着いたことがわかると思います。
Letter1920 UECU1927 (Washington, D.C.) International Radiotelegraph Convention (CCIR)
1932 General Radiocom-munication
and Additional Regulations (CCIR/ICAN)
1938 (Cairo) International Radiocom-munication Conference code words1947 (Atlantic City) International Radio Conference1947 ICAO (from 1943 US–UK)
1947 ICAO alphabet (from ARRL
[citation needed])
1947 ICAO Latin America/
Caribbean
1947 IATA proposal to ICAO1949 ICAO code words1951 ICAO code words1956 ICAO final code words1959 (Geneva) ITU Administrative Radio Conference code words1959 ITU respelling
2008 – present
ICAO code words
2008 – present
ICAO respell
AArgentineAmsterdamAmsterdamAmsterdamAmsterdamABLEADAMANAALPHAAlfaAlfaAlfaAlfa AL FAHAlfa AL FAH
BBrusselsBaltimoreBaltimoreBaltimoreBaltimoreBAKERBAKERBRAZILBETABetaBravoBravoBravo BRAH VOHBravo BRAH VOH
CCanadaCanadaCasablancaCasablancaCasablancaCHARLIECHARLIECOCOCHARLIECocaCocaCharlieCharlieCHAR LEE or  SHAR LEECharlieCHAR LEE or  SHAR LEE
DDamascusDenmarkDanemarkDanemarkDanemarkDOGDAVIDDADODELTADeltaDeltaDeltaDeltaDELL TAHDeltaDELL TAH
EEcuadorEddystoneEdisonEdisonEdisonEASYEDWARDELSAEDWARDEchoEchoEchoEchoECK OHEchoECK OH
FFranceFranciscoFloridaFloridaFloridaFOXFREDDIEFIESTAFOXFoxtrotFoxtrotFoxtrotFoxtrotFOKS TROTFoxtrotFOKS TROT
GGreeceGibraltarGallipoliGallipoliGallipoliGEORGEGEORGEGATOGRAMMAGolfGoldGolfGolfGOLFGolfGOLF
HHanoverHanoverHavanaHavanaHavanaHOWHARRYHOMBREHAVANAHotelHotelHotelHotelHOH  TELLHotelHO  TELL
IItalyItalyItaliaItaliaItaliaITEMIDAINDIAITALYIndiaIndiaIndiaIndiaIN DEE AHIndiaIN DEE AH
JJapanJerusalemJérusalemJérusalemJerusalemJIGJOHNJULIOJUPITERJuliettaJuliettJuliettJuliettJEW LEE  ETTJuliettJEW LEE  ETT
KKhartoumKimberleyKilogrammeKilogrammeKilogrammeKINGKINGKILOKILOKiloKiloKiloKiloKEY LOHKiloKEY LOH
LLimaLiverpoolLiverpoolLiverpoolLiverpoolLOVELEWISLUISLITERLimaLimaLimaLimaLEE MAHLimaLEE MAH
MMadridMadagascarMadagascarMadagascarMadagascarMIKEMARYMAMAMAESTROMetroMetroMikeMikeMIKEMikeMIKE
NNancyNeufchatelNew YorkNew-YorkNew YorkNANNANCYNORMANORMANectarNectarNovemberNovemberNO  VEM  BERNovemberNO  VEM  BER
OOstendOntarioOsloOsloOsloOBOEOTTOOPERAOPERAOscarOscarOscarOscarOSS CAHOscarOSS CAH
PParisPortugalParisParisParisPETERPETERPERUPERUPolkaPapaPapaPapaPAH  PAHPapaPAH  PAH
QQuebecQuebecQuébecQuébecQuebecQUEENQUEENQUEBECQUEBECQuebecQuebecQuebecQuebecKEH  BECKQuebecKEH  BECK
RRomeRivoliRomaRomaRomaROGERROBERTROSAROGERRomeoRomeoRomeoRomeoROW ME OHRomeoROW ME OH
SSardiniaSantiagoSantiagoSantiagoSantiagoSUGARSUSANSARASANTASierraSierraSierraSierraSEE  AIR  RAHSierraSEE  AIR  RAH
TTokioTokioTripoliTripoliTripoliTARETHOMASTOMASTHOMASTangoTangoTangoTangoTANG GOTangoTANG GO
UUruguayUruguayUpsalaUpsalaUpsalaUNCLEUNIONURUGUAYURSULAUnionUnionUniformUniformYOU NEE FORM  or OO NEE FORMUniformYOU NEE FORM or  OO NEE FORM
VVictoriaVictoriaValenciaValenciaValenciaVICTORVICTORVICTORVICTORVictorVictorVictorVictorVIK TAHVictorVIK TAH
WWashingtonWashingtonWashingtonWashingtonWashingtonWILLIAMWILLIAMWHISKEYWHISKEYWhiskeyWhiskeyWhiskeyWhiskeyWISS KEYWhiskeyWISS KEY
XXaintrieXantippeXanthippeXanthippeXanthippeXRAYX-RAYEQUISX-RAYeXtraeXtraX-rayX-rayECKS  RAYX-rayECKS RAY
YYokohamaYokohamaYokohamaYokohamaYokohamaYOKEYOUNGYOLANDAYORKYankeyYankeeYankeeYankeeYANG KEYYankeeYANG KEY
ZZanzibarZululandZürichZurichZurichZEBRAZEBRAZETA?ZebraZuluZuluZuluZOO LOOZuluZOO LOO
0   JérusalemJerusalemZero      
as a number
Juliett
(alt. proposals: ZE-RO, ZERO)zeroZE-RO
1   AmsterdamAmsterdamWun      
as a number
Alfa
(alt. proposals: WUN, WUN)oneWUN
2   BaltimoreBaltimoreToo      
as a number
Bravo
(alt. proposals: TOO, BIS)twoTOO
3   CasablancaCasablancaThuh-ree      
as a number
Charlie
(alt. proposals: TREE, TER)threeTREE
4   DanemarkDanemarkFo-wer      
as a number
Delta
(alt. proposals: FOW-ER, QUARTO)fourFOW-er
5   EdisonEdisonFi-yiv      
as a number
Echo
(alt. proposals: FIFE, PENTA)fiveFIFE
6   FloridaFloridaSix      
as a number
Foxtrot
(alt. proposals: SIX, SAXO)sixSIX
7   GallipoliGallipoliSeven      
as a number
Golf
(alt. proposals: SEV-EN, SETTE)sevenSEV-en
8   HavanaHavanaAte      
as a number
Hotel
(alt. proposals: AIT, OCTO)eightAIT
9   ItaliaItaliaNiner      
as a number
India
(alt. proposals: NIN-ER, NONA)nineNIN-er
.
 (decimal point)
             (proposals: DAY-SEE-MAL, DECIMAL)decimalDAY-SEE-MAL
Hundred              hundredHUN-dred
Thousand             (proposals: TOUS-AND, –)thousandTOU-SAND
,   KilogrammeKilogramme       
as a mark
Kilo
   
/ (fraction bar)   LiverpoolLiverpool       
as a mark
Lima
   
(break signal)   MadagascarMadagascar       
as a mark
Mike
   
(punctuation)   New-YorkNew York       
as a mark
November
   


航空業界で使用されるフォネティックコード

世界的にどこでも、通用する様、国際規格とされているフォネティックコードですが、一部ではローカルルールが存在します。これらは、様々な理由で標準的なフォネティックコードの一部の言葉を置き換えています。
デルタ航空便が多いアメリカの一部の空港では、「デルタ」がデルタ航空のコールサインでもあるため、混乱を避けるために「データ」、「ディキシー」、「デビッド」に置き換えられることがあるそうです。

ブルネイ、インドネシア、マレーシア、シンガポールでは、「L」を意味する 「Lima」が「London」に置き換えられています。これは、「lima」がこれらの国で使用される言語(インドネシア語、マレー語など)での数字の「5」を意味するためで、数字と文字が混在した文字列で、混乱が生じる可能性を避ける為に置き換えられています。

アルコールが禁止されているイスラム諸国では、「W」が、「ウィスキー」の代わりに「ワシントン」または「ホワイト」が用いられています。

パキスタンでは、インドとの紛争が続いているため、「I」の「インディア」が「インディゴ」または「イタリア」がに置き換わっています。

SymbolCode wordICAO in IPAICAO respellingITU-R 2007 (WRC-07) respellingIMO English respelling (French)   FAA respelling (with stress)SIA (France aeronautical)1957 U.S. Navy respellingU.S. Army respelling
AAlfaˈælfaAL FAHAL FAH (AL FAH)ALFAHal fahAL fåhAL fah
BBravoˈbraːˈvoBRAH VOHBRAH VOH (BRA VO)BRAHVOHbra voBRÄH VŌHBRAH voh
CCharlieˈtʃɑːli orCHAR LEE or SHAR LEECHAR LEE (or SHAR LEE)CHARLEEtchah li,CHÄR LĒĔCHAR lee
ˈʃɑːliTCHAH LI (>ou CHAR LI)char li
DDeltaˈdeltɑDELL TAHDELL TAH (DEL TAH)DELLTAHdel tahDĔLL tåhDEL tah
EEchoˈekoECK OHECK OH (EK O)ECKOHèk oĔCK ōhEKK oh
FFoxtrotˈfɔkstrɔtFOKS TROTFOKS TROT FOX TROTTFOKSTROTfox trottFŎKS trŏtFOKS trot
GGolfɡʌlfGOLFGOLF (GOLF)GOLFgolfGŎLFGolf
HHotelhoːˈtelHO TELLHOH TELLHOH TELL (HO TÈLL)HOHTELLho tèllhōh TĔLLHO tell
IIndiaˈindi.ɑIN DEE AHIN DEE AH (IN DI AH)INDEE AHin di ahÏN dēē åhIN dee ah
JJuliettˈdʒuːli.ˈetJEW LEE ETTJEW LEE ETT (DJOU LI ÈTT)JEWLEE ETTdjou li èttJEW lēē ĔTTJEW lee ett
KKiloˈkiːloKEY LOHKEY LOH (KI LO)KEYLOHki loKĒY lōhKEY loh
LLimaˈliːmɑLEE MAHLEE MAH (LI MAH)LEEMAHli mahLĒĒ måhLEE mah
MMikemɑikMIKEMIKE (MA ÏK)MIKEmaïkMĪKEMike
NNovembernoˈvembəNO VEM BERNO VEM BER (NO VÈMM BER)NOVEMBERno vèmm bernō VĔM bērNOH vem ber
OOscarˈɔskɑOSS CAHOSS CAH (OSS KAR)OSSCAHoss karŎSS cåhOSS car
PPapapəˈpɑPAH PAHPAH PAH (PAH PAH)PAHPAHpah pahpåh PÄHPAH pah
QQuebeckeˈbekKEH BECKKEH BECK (KÉ BÈK)KEHBECKké bèkkēh BĒCKkeh BECK
RRomeoˈroːmi.oROW ME OHROW ME OH (RO MI O)ROWME OHro mi oROW mē ōhROW me oh
SSierrasiˈerɑSEE AIR RAHSEE AIR RAH (SI ÈR RAH)SEEAIRAHsi èr rahsēē ÄIRråhsee AIR ah
TTangoˈtænɡoTANG GOTANG GO (TANG GO)TANGGOtang goTĂNG gōTANG go
UUniformˈjuːnifɔːm orYOU NEE FORM or OO NEE FORMYOU NEE FORM (or OO NEE FORM)YOUNEE FORMyou ni form,YOU nēē fôrmYOU nee form
ˈuːnifɔrmYOU NI FORM (>ou OU NI FORM)(or OO-NEE-FORM)[24]ou ni form
VVictorˈviktɑVIK TAHVIK TAH (VIK TAR)VIKTAHvik tarVĬK tåhVIK ter
WWhiskeyˈwiskiWISS KEYWISS KEY (OUISS KI)WISSKEYouiss kiWĬSS kēyWISS key
XX-rayˈeksˈreiECKS RAYECKS RAYECKS RAY (ÈKSS RÉ)ECKSRAY[25]èkss réĔCKS rāyEKS ray
YYankeeˈjænkiYANG KEYYANG KEY (YANG KI)YANGKEY[25]yang kiYĂNG KĒYYANG kee
ZZuluˈzuːluːZOO LOOZOO LOO (ZOU LOU)ZOOLOOzou louZŌŌ lōōZOO luu
0Zero, nadazeroZE-RONAH-DAH-ZAY-ROHNAH-DAH-ZAY-ROH (NA-DA-ZE-RO)ZE-RO / ZEE-ROzi roZeroZE-RO
1One, unaoneWUNOO-NAH-WUNOO-NAH-WUN (OUNA-OUANN)WUNouannWunWUN Won (USMC)
2Two, bissotwoTOOBEES-SOH-TOOBEES-SOH-TOO (BIS-SO-TOU)TOOtouTooTOO
3Three, terrathreeTREETAY-RAH-TREETAY-RAH-TREE (TÉ-RA-TRI)TREEtriThuh-reeTREE
4Four, kartefourFOW-erKAR-TAY-FOWERKAR-TAY-FOWER (KAR-TÉ-FO-EUR)FOW-ERfo eurFo-werFOW-ER
5Five, pantafiveFIFEPAN-TAH-FIVEPAN-TAH-FIVE (PANN-TA-FAIF)FIFEfa ïfFi-yivFIFE
6Six, soxisixSIXSOK-SEE-SIXSOK-SEE-SIX (SO-XI-SICKS)SIXsiksSixSIX
7Seven, settesevenSEV-enSAY-TAY-SEVENSAY-TAY-SEVEN (SÉT-TÉ-SEV'N)SEV-ENsèv nSevenSEV-EN
8Eight, oktoeightAITOK-TOH-AITOK-TOH-AIT (OK-TO-EIT)AITeïtAteAIT
9Nine, novenine NIN-erNO-VAY-NINERNO-VAY-NINER (NO-VÉ-NAI-NEU)NIN-ERnaï neuNinerNIN-ER
. (decimal point)Decimal, (FAA) pointDAY-SEE-MAL DAY-SEE-MAL (DÉ-SI-MAL)(point)dè si mal  
00HundredHUN-dred  (hundred)hun-dredHun-dred 
000ThousandTOU-SAND  (thousand)taou zendThow-zandTOU-SAND
. (full stop)Stop STOPSTOP (STOP)    

各国際機関の名称と略称です。
国際民間航空機関(ICAO)  International Civil Aviation Organization
国際電気通信連合(ITU)International Telecommunication Union
国際海事機関(IMO)International Maritime Organization
公安通信当局者協会  (APCO)  Association of Public-Safety Communications Officials-International
国際航空運送協会 (IATA) The International Air Transport Association
アメリカ連邦航空局 (FAA)  Federal Aviation Administration
米国国家規格協会 (ANSI)  American National Standards Institute
北大西洋条約機構 (NATO)  North Atlantic Treaty Organization

出典:NATO phonetic alphabet - Wikipedia
   Spelling alphabet - Wikipedia

日本語のフォネティックコード

日本では無線通信を行う際に利用するものとして、電波法の無線局運用規則で定められています。英文は、船舶は、国際海事機関(IMO)が定めるものを、航空機は、国際民間航空機関(ICAO)が定めるものを用いるように定められています。
船舶と航空機ではアルファベットは同一ですが、数字の読み方に違いがあります。
日本語に関しては日本語版フォネティックコードともいうことができる、和文通話表を用いるように定められています。和文通話表に関しては日本での無線通信を所管する郵政省(現:総務省)であったことも関係しているのか、郵便関係にちなんだの用語(為替[かわせ]、切手[きって]、手紙[てがみ])に置き換えられているのが面白い所です。

参考に関連する法令を以下に引用します。

昭和二十五年電波監理委員会規則第十七号

無線局運用規則

第二章 一般通信方法
第一節 通則
第十四条
 無線電話による通信(以下「無線電話通信」という。)の業務用語には、別表第四号に定める略語を使用するものとする。
 無線電話通信においては、前項の略語と同意義の他の語辞を使用してはならない。ただし、別表第二号に定める略符号(「QRT」、「QUM」、「QUZ」、「 DDD 」、「 SOS 」、「TTT」及び「XXX」を除く。)の使用を妨げない。
 海上移動業務又は航空移動業務の無線電話通信において固有の名称、略符号、数字、つづりの複雑な語辞等を一字ずつ区切つて送信する場合及び航空移動業務の航空交通管制に関する無線電話通信において数字を送信する場合は、別表第五号に定める通話表を使用しなければならない。
 海上移動業務及び航空移動業務以外の業務の無線電話通信においても、語辞を一字ずつ区切つて送信する場合は、なるべく前項の通話表を使用するものとする。
 海上移動業務及び海上移動衛星業務の無線電話による国際通信においては、なるべく国際海事機関が定める標準海事航海用語を使用するものとする。
 航空移動業務及び航空移動衛星業務の無線電話による国際通信においては、なるべく国際民間航空機関が定める略語及び符号を使用するものとする。
別表第五号 通話表(第14条関係)
 和文通話表
文字
ア  朝日 あさひのアイ いろはのイウ  上野 うえののウエ  英語 えいごのエオ  大阪 おおさかのオ
カ  為替 かわせのカキ  切手 きつてのキク クラブのクケ  景色 けしきのケコ  子供 こどものコ
サ  桜 さくらのサシ  新聞 しんぶんのシス すずめのスセ  世界 せかいのセソ そろばんのソ
タ  煙草 たばこのタチ ちどりのチツ つるかめのツテ  手紙 てがみのテト  東京 とうきようのト
ナ  名古屋 なごやのナニ  日本 につぽんのニヌ  沼津 ぬまずのヌネ ねずみのネノ  野原 のはらのノ
ハ はがきのハヒ  飛行機 ひこうきのヒフ  富士山 ふじさんのフヘ  平和 へいわのヘホ  保険 ほけんのホ
マ マツチのマミ  三笠 みかさのミム  無線 むせんのムメ  明治 めいじのメモ もみじのモ
ヤ  大和 やまとのヤユ  弓矢 ゆみやのユヨ  吉野 よしののヨ
ラ ラジオのラリ りんごのリル るすいのルレ れんげのレロ ローマのロ
ワ わらびのワヰ ゐどのヰヱ かぎのあるヱヲ  尾張 をわりのヲ
ン おしまいのン
゛  濁点 だくてん
゜  半濁点 はんだくてん
  
数字
一  数字 すうじのひと二  数字 すうじのに三  数字 すうじのさん四  数字 すうじのよん五  数字 すうじのご
六  数字 すうじのろく七  数字 すうじのなな八  数字 すうじのはち九  数字 すうじのきゆう〇  数字 すうじのまる
記号
ー  長音 ちようおん
、  区切点 くぎりてん
└  段落 だんらく
(  下向括弧 したむきかつこ
)  上向括弧 うわむきかつこ
数字を送信する場合には,誤りを生ずるおそれがないと認めるときは,通常の発音による(例「1500」は,「せんごひやく」とする。)か又は「数字 すうじ の」の語を省略する(例「1500」は,「ひとごまるまる」とする。)ことができる。
「使用例」1 「ア」は,「 朝日 あさひ のア」と送る。
               2 「バ」又は「パ」は,「はがきのハに 濁点 だくてん 」又は「はがきのハに 半濁点 はんだくてん 」と送る。
2 欧文通話表(1) 文字
文字使用する語発音
ラテンアルファベットによる英語式の表示(国際音標文字による表示)
ALFAAL FAH
BRAVOBRAH VOH
CHARLIECHAR LEE又は
SHAR LEE
DELTADELL TAH
ECHOECK OH
FOXTROTFOKS TROT
GOLFGOLF
HOTELHOH TELL
INDIAIN DEE AH
JULIETTJEW LEE ETT
KILOKEY LOH
LIMALEE MAH
MIKEMIKE
NOVEMBERNO VEM BER
OSCAROSS CAH
PAPAPAH PAH
QUEBECKEH BECK
ROMEOROW ME OH
SIERRASEE AIR RAH
TANGOTANG GO
UNIFORMYOU NEE FORM又は
OO NEE FORM
VICTORVIK TAH
WWHISKEYWISS KEY
X―RAYECKS RAY
YANKEEYANG KEY
ZULUZOO LOO
ラテンアルファベットによる英語式の発音の表示において,下線を付してある部分は語勢の強いことを示す。「使用例」「A」は,「AL FAH」と送る。

(2) 数字及び記号
数字及び記号海上移動業務航空移動業務
 国際通信国内通信使用する語
 使用する語発音
ラテンアルファベットによる英語式の表示
使用する語使用する語発音
ラテンアルファベットによる英語式の表示(国際音標文字による表示)
NADAZERONAH-DAH-ZAY-ROH数字 すうじのまるZEROZE-RO
UNAONEOO-NAH-WUN数字 すうじのひとONEWUN
BISSOTWOBEES-SOH-TOO数字 すうじのにTWOTOO
TERRATHREETAY-RAH-TREE数字 すうじのさんTHREETREE
KARTEFOURKAR-TAY-FOWER数字 すうじのよんFOURFOW-er
PANTAFIVEPAN-TAH-FIVE数字 すうじのごFIVEFIFE
SOXISIXSOK-SEE-SIX数字 すうじのろくSIXSIX
SETTESEVENSAY-TAY-SEVEN数字 すうじのななSEVENSEV-en
OKTOEIGHTOK-TOH-AIT数字 すうじのはちEIGHTAIT
NOVENINENO-VAY-NINER数字 すうじのきゆうNINENIN-er
00   HUNDREDHUN-dred
000   THOUSANDTOU-SAND
.(小数点)DECIMALDAY-SEE-MAL
小数点 しようすうてん
DECIMALDAY-SEE-MAL
.(終点)STOPSTOP
終点 しゆうてん
  
  
右向括弧 みぎむきかつこ
  
  
左向括弧 ひだりむきかつこ
  
  
斜線 しやせん
  
1 ラテンアルファベットによる英語式の発音の表示において,大文字の部分は語勢の強いことを示す。
2 HUNDREDは,航空移動業務において,端数のない百位の数字の発音に使用する。 3 THOUSANDは,航空移動業務において,端数のない千位の数字又はHUNDREDの語を使用する数字における千位の数字の発音に使用する。「使用例」「数字」は,次のように送る。

数字海上移動業務(国際通信)航空移動業務
10OO-NAH-WUN NAH-DAH-ZAY-ROHWUN ZE-RO
75.7SAY-TAY-SEVEN PAN-TAH-FIVE DAY-SEE-MAL SAY-TAY-SEVENSEV-en FIFE DAY-SEE-MAL SEV-en
100OO-NAH-WUN NAH-DAH-ZAY-ROH NAH-DAH-ZAY-ROHWUN HUN-dred
118OO-NAH-WUN OO-NAH-WUN OK-TOH-AITWUN WUN AIT WUN
WUN AIT DAY-SEE-MAL ZE-RO(注)
118.1OO-NAH-WUN OO-NAH-WUN OK-TOH-AIT DAY-SEE-MAL OO-NAH-WUNWUN WUN AIT DAY-SEE-MAL WUN
118.125OO-NAH-WUN OO-NAH-WUN OK-TOH-AIT DAY-SEE-MAL
OO-NAH-WUN BEES-SOH-TOO PAN-TAH-FIVE
WUN WUN AIT DAY-SEE-MAL WUN TOO FIFE
WUN WUN AIT DAY-SEE-MAL WUN TOO(注)
118.150OO-NAH-WUN OO-NAH-WUN OK-TOH-AIT DAY-SEE-MAL OO-NAH-WUN
PAN-TAH-FIVE NAH-DAH-ZAY-ROH
WUN WUN AIT DAY-SEE-MAL WUN FIFE ZE-RO
WUN WUN AIT DAY-SEE-MAL WUN FIFE(注)
7600SAY-TAY-SEVEN SOK-SEE-SIX NAH-DAH-ZAY-ROH NAH-DAH-ZAY-ROHSEV-en TOU-SAND SIX HUN-dred
11000OO-NAH-WUN OO-NAH-WUN NAH-DAH-ZAY-ROH NAH-DAH-ZAY-ROH NAH-DAH-ZAY-ROHWUN WUN TOU-SAND
38143TAY-RAH-TREE OK-TOH-AIT OO-NAH-WUN KAR-TAY-FOW-ER TAY-RAH-TREETREE AIT WUN FOW-er TREE
航空移動業務において,VHF周波数の識別を行う場合には,小数点の後に最大2けたまでの数字を送信するものとする。ただし,当該周波数が整数である場合には,小数点の後にZE-ROを1回送信するものとする。


過去のフォネティックコード

フォネティックコードは、伝達ミスを防ぐための工夫です。
情報を共有するコミュニティの中でのみ通用するオリジナルのフォネティックコードを使用しても問題ありません。 社内でのみ通用する独自の通話表を使用してもおかしくないと言えます。

旅行業界などでは昔から航空業界と関わり合いが深かったせいか、 1940年代にICAOで定められていたエイブル・ベーカー(Able Baker)を基に若干アレンジされたものが現在でも利用されているようです。

エイブル・ベーカー(Able Baker)通話表


アルファベット単語例読 み
Ableエイブル
BBakerベーカー
CCharlieチャーリー
DDogドッグ
EEasyイージー
FFoxフォックス
GGeorgeジョージ
HHowハウ
IItemアイテム
JJackジャック
KKingキング
LLoveラブ
MMikeマイク
NNancyナンシー
OOverオーバー
PPeterピーター
QQueenクイーン
RRogerロジャー
SSugarシュガー
TTigerタイガー
UUncleアンクル
VVictorビクター
WWilliamウィリアム
XX-rayエックスレイ
YYokeヨーク
ZZebraゼブラ


地名や人名のコード
アルファベット 単語例読 み
America / Adamsアメリカ/アダムス
BBrazil / Bobブラジル/ボブ
CChina / Charlieチャイナ/チャーリー
DDenmark / Davidデンマーク/デビッド
EEngland / Edwardイングランド/エドワード
FFrance / Frankフランス/フランク
GGermany / Georgeジャーマニー/ジョージ
HHong Kong / Henryホンコン/ヘンリー
IIndia / Isabelインディア/イザベル
JJapan / Jackジャパン/ジャック
KKorea / Kingコリア/キング
LLondon / Larryロンドン/ラリー
MMexico / Maryメキシコ/メリー
NNew York / Natalieニューヨーク/ナタリー
OOslo / Oscarオスロ/オスカー
PParis / Peterパリ/ピーター
QQuebec / Queenケベック/クイーン
RRome / Robertローマ/ロバート
SSpain / Samスペイン/サム
TTokyo / Tomトーキョー/トム
UUnion / Uncleユニオン/アンクル
VVictoria / Victorビクトリア/ビクター
WWashington / Williamワシントン/ウィリアム
XX-rayエックスレイ
YYellowイエロー
ZZebraゼブラ

正式に定められたものではありませんが、コールセンターなどの電話で非対面でのやり取りで利用されているものもあります。フォネティックコードの知識の無い一般の人とのやり取りの場合、かえって混乱しないように、誰でもわかる具体的な人名や、国名、都市名など単語が用いられる場合が多いようです。
日本では、このような単語を置き換える方法ではなく、アルファベットの初自体を変化させる工夫がなされていたのではないかと推測します。
例えば、おじいちゃんのアルファベットと思わている、D(でー)や T(てー)などは、考え方によっては、聞き間違いを起こしにくくする、工夫の名残のようなものだと感じてしまいます。
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人口集中地区(DID)の新しいデータの確認方法(令和4(2022)年6月25日~)

人口集中地区 DID(Densely Inhabited District) ドローンを飛行させる場合の許可が必要な飛行なのかどうかを判断する為の重要な基準になっている統計データの人口集中地区(DID)データが、 2022年6月25日から これまで利用していた平成27年版から、新しい 令和2年版 に、変更になりました。 これまで人口集中地区でなかった場所でも新たに人口集中地区とされている場合や、逆にこれまでDID地区であった場所でも除外されている場所など、変更されている場合があるので注意が必要です。 日本の国勢調査において設定される統計上の地区で、 人口密集地区の英語"Densely Inhabited District"の頭文字を取って「DID」とも呼ばれています。 市区町村の区域内で人口密度が4,000人/ km² 以上の基本単位区(平成2年(1990年)以前は調査区)が互いに隣接して人口が5,000人以上となる地区に設定されます。ただし、空港、港湾、工業地帯、公園など都市的傾向の強い基本単位区は人口密度が低くても人口集中地区に含まれています。都市的地域と農村的地域の区分けや、狭義の都市としての市街地の規模を示す指標として使用されます。 令和2年の国勢調査の結果に基づく人口集中地区は、国土地理院が提供している「地理院地図」、および政府統計の総合窓口が提供している、「地図で見る統計(jSTAT MAP)」を利用して確認可能です。 情報の内容はは同じですので使いやすいお好みの物を利用すると良いと思います。 国土地理院 地理院地図    ・  人口集中地区令和2年 (総務省統計局)    e-Stat 政府統計の総合窓口  ・  地図で見る統計 (jSTAT MAP)    国土地理院 地理院地図  人口集中地区令和2年(総務省統計局) 確認方法 人口集中地区令和2年 (総務省統計局)    国土地理院 地理院地図  人口集中地区令和2年(総務省統計局)のキャプチャ

無人航空機(ドローン)のノータム[NOTAM] の 読み方・見方【教則学習・周辺知識】

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無人航空機操縦者技能証明の「一等無⼈航空機操縦士」と「二等無⼈航空機操縦士」の学科試験の土台となる教則 無人航空機の飛行の安全に関する教則が令和5年(2023年)4月13日に改訂 され(第3版)が公開されました。 無⼈航空機操縦士の学科試験のベースになる教則ですが、これまで、学科試験の内容は「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第2版)」に準拠していましたが、 ※令和6年(2024年)4月14日(日)より、 学科試験の内容は、「無人航空機の飛行の安全に関する教則 (第3版)」に準拠します。 と発表されました。 詳細は「 【重要!!】無人航空機操縦士・学科試験の内容が、変わります 」にアップしました 教則の読み上げ動画を作成しました 詳しくは 無人航空機の飛行の安全に関する教則 第3版 読み上げ動画 試験の予約・実施スケジュールなど詳しくは下記、指定試験機関の日本海事協会サイトで確認してください 【重要!!】「無人航空機の飛行の安全に関する教則」の改訂に伴う無人航空機操縦士試験における学科試験の内容変更についてのお知らせ – 無人航空機操縦士試験案内サイト  令和6年(2024年)4月14日(日)より 以前に受験される方 については引き続き以下でご覧ください。 「無人航空機の飛行の安全に関する教則」 令和4年(2022年)11月2日第2版【教則学習】 令和5年(2023年)4月13日に改訂された(第3版)については以下にリンクします。 無人航空機の飛行の安全に関する教則(第3版) https://www.mlit.go.jp/common/001602108.pdf 第2版からの変更履歴【参照用】 https://www.mlit.go.jp/common/001602110.pdf 無人航空機の飛行の安全に関する教則(第2版)から(第3版)への変更内容 細かな表現の変更とともに、 「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領(カテゴリーⅢ飛行)」及び「安全確保措置検討のための無人航空機の運航リスク評価ガイドライン」(公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構 福島ロボットテストフィールド発行)の発行に伴う カテゴリーⅢ飛行におけるリスク評価に関する記述の見直し が行われました。5章と6章が大きく変更されています。変更箇所は下記の項目です。 (第 ...

二等無人航空機操縦士 学科試験問題 模擬試験

無人航空機操縦者技能証明 学科試験(二等無人航空機操縦士)の学科試験とサンプル問題 新しいライセンス制度と詳細の発表が航空局よりありました。 無人航空機操縦士 学科試験のサンプル問題は下記PDFです。 操縦ライセンス制度 学科試験(二等)サンプル問題 https://www.mlit.go.jp/common/001493224.pdf <実施方法> 全国の試験会場のコンピュータを活用するCBT  (Computer Based Testing) <形 式> 三肢択一式(一等:70問 二等:50問) <試験時間> 一等:75分 二等:30分 <試験科目> 無人航空機に関する規則、無人航空機のシステム、無人航空機の操縦者及び運航体制、運航上のリスク管理 ※令和6年(2024年)4月14日(日)より、 学科試験の内容は、「無人航空機の飛行の安全に関する教則 (第3版)」に準拠します。 と発表されました。 詳細は「 【重要!!】無人航空機操縦士・学科試験の内容が、変わります 」にアップしました。 無人航空機の飛行の安全に関する教則 新しくできた無人航空機操縦者技能証明の制度で「一等無人航空機操縦士」「二等無人航空機操縦士」の国家試験の学科の教科書の基になるものです。この教則の内容や範囲から試験問題も作られるています。 令和5年(2023年)4月13日に改訂された、 無人航空機の飛行の安全に関する教則(第3版) は以下にリンクします。 https://www.mlit.go.jp/common/001602108.pdf 無⼈航空機操縦士の学科試験のための教則について詳しく解説を、以下でご覧ください。 「無人航空機の飛行の安全に関する教則」(第3版) 令和5年(2023年)4月13日【教則学習】 教則の読み上げ動画を作成しました 詳しくは 無人航空機の飛行の安全に関する教則 第3版 読み上げ動画 二等無人航空機操縦士 学科試験 模擬試験 「二等無人航空機操縦士」のサンプル問題に基づいて模擬テストを作りました。 回答終了後に 「送信」 をクリックして続いて出てくる 「スコアを表示」 をクリックすると採点結果が表示されます。発表によるとCBT式試験というコンピュータを利用した試験になるようですので、似た雰囲気ではないかと思います。メールアドレスの情報は収集しておりません...

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無人航空機の飛行形態「カテゴリーⅢ、Ⅱ、Ⅰ」 と 飛行レベル「レベル1~4」

無人航空機の法改正が続きドローンの規制や、操縦資格など、新しい制度が、作られる過程で、様々な飛行ケースを表す言葉として、「カテゴリーⅢ、Ⅱ、Ⅰ」や「レベル1、2、3、4」といった用語を目にすることが、多くなりました。「ドローンを「レベル4」で初飛行」とニュースで大きく報じられました。このように「レベル4」がなぜ画期的な事なのか、またそもそもこのレベルとは、何を表しているのか、改めて整理してみたいと思います。余談になりますが、法改正のタイミングで、ニュースなどでも、同じタイミングで取り上げられていたこともあり、全く別なのですが、自動車の自動運転に関する自動運転レベル(こちらはレベル0~5で表される)などと、混同してしまいそうです。 無人航空機の飛行レベル は飛行する条件をリスクに合わせてレベル分けしたカテゴリで、レベルが上がるほど、安全性リスクが増すものです。そのため、飛行レベルの高い飛行を行う場合は、より安全性に配慮した飛行が求められることになります。したがって、自律飛行(自動運転)もリスクを伴うものですが、自動車の自動運転ほどの精密な位置制御が必要ないであろうドローンの場合、他のリスク要因(目視外の飛行)と比較してさほど高くならないという事でしょう。したがって、この飛行レベルは自律飛行(自動運転)について語られている物ではく、自律飛行(自動運転)についての要素は入っていません。きわめて極端に言えば、空には道路もなく、歩行者もいない。(落とさなければいいだけ)という事ができると思います。また、有人航空機では、オートパイロットなど自動操縦の技術がすでにあることも、自動運転のリスク認識が、高くない一つの要因かもしれません。 2023年3月24日に日本国内で初めてレベル4飛行が実施されたニュースが流れましたがこれらのニュースの見出しでも「自動ドローン」や「自動飛行」などの見出しがいくつかありました。確かに、あらかじめルートや高度をプログラムして飛行させれば、自動と言えるのでしょうが、レベル4飛行を報じるのにはやや適切でない印象をうけました。手動だろうが自動だろうがレベル4の飛行はあるわけですし、ましてやドローンが状況判断をして自律飛行しているわけでもないですし。問題にすべきポイントがズレて伝わってしまう可能性があると思います。改めて、 無人航空機の飛行レベルは、自動操縦の...

自己紹介

ノーマン飛行研究会
2015年 首相官邸ドローン事件があった年、トイドローンを手にして以来ドローンと関わっています。JUIDAの無人航空機安全運航管理者、操縦技能証明とドローン検定協会の無人航空従事者試験1級 を取得しております。無線関連の第1級陸上特殊無線技士も取得しております。 できるだけ正確に学んだことを綴って行きたいのですが、もし間違いなどありましたらご指摘いただけると嬉しいです。 このサイトはリンクフリーです。報告の必要ありません。リンクして頂けると喜びます。
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